【銘柄フラッシュ】バリューコマースが急伸し新規上場のエナリスは買い気配
2013年10月8日 16:27
8日は、東急建設 <1720> の11.7%高、熊谷組 <1861> の8.6%高など、オリンピック、リニア新幹線銘柄が朝から軒並み反発したまま値を保ち、電力株も原料炭の値下がり観測や国会での原発論議に期待とされて軒並み反発し、東京電力 <9501> は7.6%高。後場は、朝方の円高が時間とともに軟化したため、ホンダ <7267> がジリ高になって0.7%高など、輸出関連株の値戻しも活発。日経平均の先物高に期待とファーストリテイリング <9983> がプラス転換し1.5%高、本日決算発表を予定のインテリックス <8940> (東2)は期待先行とされて11.0%高。
本日、新規上場のエナリス <6079> (東マ)は自然エネルギー発電の企画開発や大口電力のトレーディングなどを展開し、後場も買い気配のまま初値がつかず、本日の気配値上限の644円の買い気配で終了。公開価格280円の2.3倍。公募株式数は417万株、売り出し株数は最大476万株。今期・2013年12月期の連結業績予想は、売上高を前期比3.0倍の102億9800万円、営業利益は同2.6倍の8億5600万円、純利益は同2.4倍の5億9100万円、1株利益は15円26銭。
エナリスの好人気に乗る形で省電舎 <1711> (東マ)は電力規制緩和の期待などから19.9%高となり連日ストップ高。10月4日に上場した企業の健康保険組合など代行サービスのバリューHR <6078> (JQS)は急反発となり700円高の22.4%ストップ高。
東証1部の値上がり率1位はバリューコマース <2491> の28.8%ストップ高となり親会社ヤフー <4689> のネットショッピング出店無料化などを好感する形で高値更新、2位はソフトバンク・テクノロジー <4726> の12.5%高となりネット通販関連システム需要に期待と急反発の戻り高値、3位は新電元工業 <6844> の12.0%高となり新規上場エナリス人気やホンダ <7267> の新車向け部品好調の観測などが言われて急反発となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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