ヤフー:「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」のストア出店料を無料化、eコマース事業の新戦略を発表
2013年10月7日 17:10
【10月7日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 Yahoo! JAPANを運営するヤフー(東:4689)は7日、同社のeコマース事業における新戦略を発表し、10月からインターネットショッピングサービス「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(月額システム利用料)と売上ロイヤルティの完全無料化、およびオークションサイト「ヤフオク!」のストア出店料(月額システム利用料)を無料とすることなどを決定した。
今回の主な変更点は、「Yahoo!ショッピング」のストア出店料等に関する変更が出店料と売上ロイヤルティの無料化。「ヤフオク!」では、売り手(ストア)の出品に関する変更が出店料の無料化と出品可能上限数の制限撤廃、売り手(個人)の出品に関する変更が、出品システム利用料の無料化(有料のYahoo!プレミアム会員への登録が必要)、買い手(個人)の入札に関する変更が、入札金額上限の制限撤廃(自動車や不動産など一部カテゴリの入札には、有料のYahoo!プレミアム会員への登録が必要)となっている。
また、安心・安全な取引への取り組みとして「Yahoo!プレミアム会員」の「未着トラブルお見舞い制度」対象の取引金額制限を廃止するとともに、「未着トラブルお見舞い制度」のサポート対象金額を変更し、5000円未満の取引も対象とした。
さらに、年内をめどに「Yahoo!ショッピング」において個人の出店を可能にする。個人のeコマースへの参加障壁を下げ、インターネット上に新たな流通市場を創出することで、消費全体の活性化を目指すという。【了】