NY株式:ダウは136ドル安、米国債デフォルト懸念や経済指標の予想下振れを嫌気

2013年10月4日 07:00


*07:00JST NY株式:ダウは136ドル安、米国債デフォルト懸念や経済指標の予想下振れを嫌気

3日の米国株式相場は下落。ダウ平均は136.66ドル安の14996.48、ナスダックは40.68ポイント安の3774.34で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が続く中、9月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことで売りが先行。米国債が一時的であってもデフォルトに陥る事態となれば、経済に壊滅的な影響を及ぼすと財務省が警告したことや、ホワイトハウス周辺で発砲事件が発生したことが嫌気され、終日軟調推移となった。セクター別でも全面安となっており、特に不動産や自動車・自動車部品の下落が目立った。

電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は同社の「モデルS」が炎上する事故映像がネット上に公開されたことで急落。栄養食品などのハーバライフ(HLF)は、投資ファンドが同社株の空売りポジションを大幅に縮小したことが明らかとなり下落した。一方で、病院運営のテネット・ヘルスケア(THC)は、フィッチ社が同社の信用格付けを据え置いたことで上昇。アパレルのPVHコープ(PVH)は傘下の革靴ブランドの売却を発表して堅調推移となった。

なお、政府機関閉鎖の為、4日予定されていた9月雇用統計の発表は延期されることとなった。

(Horiko Capital Management LLC)《KO》

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