三菱重工と富士ゼロックス、ドキュメントサービス事業で提携

2013年10月3日 19:35

 三菱重工業と富士ゼロックスは3日、三菱重工グループにおけるドキュメント出力環境の構築やドキュメントサービス運用最適化のため、ドキュメントサービスに関する包括的な提携を行うことで合意したと発表した。

 これに伴い、三菱重工は、同社の連結子会社である株式会社リョーインのドキュメント関連事業を会社新設分割し、富士ゼロックスは新設会社の株式を取得することで事業を引き継ぐ。なお、新会社の社名や経営体制等の詳細については未定だが、新会社の出資比率は富士ゼロックス80%、三菱重工20%となる。設立時期は2014年4月1日の予定。

 富士ゼロックスはリョーインが担うドキュメント関連事業を譲り受けることで、これまでの三菱重工グループとのパートナーシップをより強固なものとし、富士ゼロックスの持つドキュメントサービスのノウハウを最大限に生かすことで三菱重工グループ全体に対するサービスを提供し、ドキュメントサービスおよび関連サービスのビジネス拡大を目指す。

 また、三菱重工は、中期事業計画の施策の一つとしてコーポレート改革・効率化を推進しており、富士ゼロックスと共同で設立する新会社を通じて最適なドキュメントサービスを受けることでドキュメントにかかる業務の効率化を行い、抜本的なコスト削減を図っていく。

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