ダイハツ:「タント」をフルモデルチェンジ、燃費や安全性などを大幅に向上、両側スライドドアを採用

2013年10月3日 14:56

【10月3日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ダイハツ工業(東:7262)は3日、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジして販売を開始した。


「タント」は、2003年の発売より一貫して軽の常識を覆す「広さ」を売りにしている車種。2007年発売の2代目ではスライドドア内にピラーを内蔵して開口部を広げた「ミラクルオープンドア」の採用によって、「使い勝手」を追求。子育て世代の女性を中心に、多くのユーザーから支持を得ている。


今回のフルモデルチェンジでは、ヘッドクリアランスを従来モデル比で2cm、ドライバーの前頭部からフロントガラスまでの距離(ヘッダ距離)を12cm拡大し、さらに開放感をもたせた。後席のドアは両側スライドドアを採用。左後席のミラクルオープンドアは、スライド幅を10cm拡大してロングスライド化を図っているほか、後席下部の出っ張りをなくすことで広大なフラットスペースを確保した。

 車体は、外板樹脂化によって空力性能の飛躍的な進化や歩行者保護性能を高め、軽量化も図った。さらに、低燃費化技術のe:Sテクノロジーによって、燃費は28.0km/Lを実現している。

 安全面では、「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」と横滑り防止装置「VSC&TRC」の4つを備える「スマートアシスト」を全グレードに設定している。

 メーカー希望小売価格は117万円〜158万1000円。豪華なエクステリアデザインで先進感や存在感を表現した派生モデル「タントカスタム」は147万円〜175万1000円。【了】


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