ポルシェ911に待望のターボカブリオレが登場 予約開始
2013年9月29日 19:33
ポルシェ ジャパンが、新型「911ターボカブリオレ」および新型「911ターボSカブリオレ」の予約受注を開始した。
タイプ991と呼ばれる現行「911」がワールドプレミアを果たしたのは、2011年9月のフランクフルトモーターショーであった。それから2年。遂に「911」の華と言ってもいい、オープントップターボモデルの登場だ。
新たに「911」モデルレンジに加わる「911ターボ カブリオレ」と「911ターボSカブリオレ」は、クーペモデルと同じレベルのダイナミズム、パフォーマンス、そして効率性を発揮する。「911ターボ カブリオレ」がターボチャージャー付3.8リッター6気筒エンジンから最高出力520馬力そして「911ターボSカブリオレ」は560馬力を発生する。
0-時速100キロ加速タイムは、それぞれ3.5秒と3.2秒、最高速度は318キロに達する。それにもかかわらず燃料消費量は9.9リッター/100km(NEDCにおけるCO2排出量231g/km)と10リッターを下回る燃費で、リッター当たり10キロを僅かだが超える。このように先代モデルに比べて最高出力が30馬力向上し、加速タイムは0.2秒短縮され、しかも燃費効率は15パーセント改善されている。
PDKデュアルクラッチトランスミッションと新しい4WDシステムのPTMが標準で搭載され、リアアクスルステアとアクティブエアロダイナミクスを備えた「911ターボ カブリオレ」は、オープントップのスーパースポーツカーセグメントにおいて先駆的なテクノロジーを確立している。
2台の新しいモデルは、視覚的にもそれぞれのパフォーマンスをかつてないほど明確に主張している。「911ターボ」の特徴であるワイドなリアフェンダーは、「911カレラ4」よりも28ミリ拡大され、Cピラーとボディアウターエッジの間には、手のひらの長さを超えるほぼ水平な面が広がっている。トップを開けたときにはこの幅がさらに印象的な効果を生み出す。
その他の目を引く特徴が、軽量マグネシウムフレームを使用したポルシェ独自のパネルボートップだ。この革新的なテクノロジーにより、トップを閉めたときにクーペのようなアーチが形成される。時速50キロ以下で走行しているときにトップの開閉に要する時間は、先代モデル同様、約13秒だ。
「ターボSカブリオレ」には、ブラックとカレラレッドによる専用インテリアや18-way電動調節とメモリー機能の付いたアダプティブスポーツシート・プラスなどの装備が備わっている。さらにシートのバックレストシェルにはダブルキャップシームを施したレザートリムが使用され、さまざまなエレメントにカーボンルックが採用される。先代モデル同様にBoseサウンドシステムが標準装備されている。トランスミッションは両モデルとも7速PDKを搭載し、右ハンドルもしくは左ハンドルを選択できる。価格は「911ターボカブリオレ」は、2249万円、「911ターボSカブリオレ」は2710万円となっている。(編集担当:久保田雄城)