三井物産、米テキサス州のシェールオイル開発生産プロジェクトを規模拡張

2013年9月25日 19:15

 三井物産は24日、100%子会社のMitsui E&P Texas LP(以下MEPTX社)を通じて参画する米テキサス州イーグルフォード・シェール・エリアにおけるシェールオイル/ガス開発生産プロジェクトについて、開発計画の更なる加速・規模拡張、並びに三井石油開発(以下MOECO社)の同プロジェクトへの参画を決定したと発表した。

 同プロジェクトについては、2011年12月に権益を取得後、2012年11月に追加投資を決定し、開発・生産を進めてきた。原油価格が堅調に推移する中、採算性の高いシェールオイルを生産できること、及びこれまでの開発で培った知見を活かし、より生産性の高いエリアに集中した開発が可能なことから、今回、上流開発の更なる加速・拡張を決定した。これにより、ピーク時の生産量増加と生産量ピーク期間の拡大、プロジェクトライフでの総生産量(埋蔵量)の増加を見込んでいる。

 具体的には、ピーク時生産量は原油換算で日量約2万4千~3万バレルから日量約2万6千~3万2千バレルに、プロジェクトライフ総生産量は原油換算で約1億1,000万バレルから約1億3,500万バレルに、開発総費用は約18億ドル(約1,800億円)から約22億ドル(約2,200億円)に、それぞれ変更となる。生産期間は約30年間で変わらない。

 また、三井物産の子会社であるMOECO社がMEPTX社持分の40%を子会社経由で取得し、2013年10月から同プロジェクトに参画することを決定した。三井物産は石油・ガス資源開発の豊富な経験を持つMOECO社と連携し、同プロジェクトの一段の良質化を目指す。

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