西武HD:小城武彦氏取締役選任の株主総会決議取消訴訟が提起される

2013年9月25日 14:49

【9月25日、さくらフィナンシャルニュース=東京】今年6月25日に開かれた西武HD(埼玉県所沢市)株主総会で取締役に選任された小城武彦氏の取締役選任を取り消すことを求める株主総会決議取消訴訟が、同社の個人株主らによって24日に提起されていたことが、さくらフィナンシャルニュースの取材で分かった。


小城武彦氏は、昭和59年に東京大学を卒業後、経済産業省出身で、CCC、カネボウ、産業再生機構などの要職を歴任。原告の提出した訴状によれば、産業再生機構のカネボウにおける問題行動があったにも関わらず、会社側が「カネボウにおける経緯等には問題がない」などとする答弁を行ったため、かかる答弁は説明義務違反にあたり決議取消事由となると主張している。

同総会では、筆頭株主の米投資会社サーベラスが五味広文元金融庁長官や同社幹部のダン・クエール元米副大統領ら8人の取締役選任などを提案していたが、すべて否決され、会社側の提案していた取締役選任議案などを可決して終了している。【了】

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