セガサミー、民事再生手続き中のインデックスからゲーム事業などを取得
2013年9月19日 13:27
セガサミーホールディングス(HD)は18日、同社の子会社である株式会社セガが100%出資して新設した株式会社セガドリームが、今年6月27日付で東京地方裁判所に民事再生手続き開始を申し立てた株式会社インデックスとの間で、インデックスが展開している事業の円滑な再生を目的に当該事業を譲り受ける旨の事業譲渡契約書を締結したと発表した。
インデックスは携帯電話向けコンテンツの企画・開発において豊富な実績があり、また、家庭用ゲームソフトの開発においては、「アトラス」ブランドとして「女神転生」シリーズ、「ペルソナ」シリーズ、「世界樹の迷宮」シリーズをはじめとした優良なタイトルを複数保有している。
今回セガがインデックスから取得する事業は、デジタルゲーム事業(コンソールゲーム、ソーシャルゲームの企画・開発)、コンテンツ&ソリューション事業(コンテンツ配信、システム開発、遊技機関連開発受託、インターネット広告等)、アミューズメント事業(業務用アミューズメント機器の開発・販売)並びにこれらに付随関連する事業。
セガは2012年より、インデックスが開発した家庭用ゲームソフトの日本国内における流通業務を受託しているほか、セガサミーHDの子会社であるサミー株式会社は、パチンコ・パチスロ遊技機の液晶演出、制御基板の開発をインデックスに委託している。
今回セガサミーHDは、セガがインデックスの事業を譲り受けることによって、セガが展開しているゲーム事業などとインデックスが保有している優良IP(知的財産権)によるシナジー創出により、セガサミーグループならびにインデックスの事業価値向上を図ることが可能であると判断し、同事業取得を決定した。