トヨタ、アルゼンチン工場の生産能力増強へ 約170億円を投資
2013年9月19日 12:06
トヨタ自動車は19日、同社のアルゼンチンにおける車両販売・生産会社であるアルゼンチントヨタ(以下TASA)が、サラテ工場の生産能力を現在の年間9.2万台から2015年末に14万台へ増強することを決定したと発表した。なお、今回の能力増強に伴う投資額は、同時に行う既存設備の更新も含めて約170億円となる。
トヨタは、TASAを中南米向けのIMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle:ハイラックス、イノーバ、フォーチュナーの総称)の供給拠点と位置付けており、2012年には年間生産9.2万台の約70%にあたる6.3万台を、ブラジルをはじめとする中南米15ヶ国に輸出した。今回の能力増強は、今後更なる増加が予想される中南米での需要に応えるために実施するもので、増強後の輸出台数は約11万台に拡大する。