シャープが公募増資などにより約1700億円を調達、ツルハHDが増益、ホンダがナイジェリアに四輪車販売の現地法人を設立、シャープが今中間期の業績予想を上方修正=19日の注目銘柄
2013年9月19日 09:27
【9月19日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 19日の注目銘柄です。シャープが公募増資などにより約1700億円を調達、ツルハHDが増益、ホンダがナイジェリアに四輪車販売の現地法人を設立、シャープが今中間期の業績予想を上方修正。
シャープ(東:6753)は18日、公募増資と第三者割当増資により、合計で約1664億円を調達すると発表した。公募増資では約1489億円を、第三者割当増資では、マキタ(東・名:6586)、LIXILグループ(東・名:5938)、デンソー(東・名:6902)から合計約175億円を調達する。
ドラッグストアチェーンなどを展開するツルハホールディングス(東1:3391)が18日に発表した2014年5月期第1四半期の連結決算は、純利益が前年同期比2%増の40億円だった。高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したことなどが功を奏した。売上高は同6%増の933億円、営業利益は同4%増の65億円、経常利益は同5%増の68億円だった。
ホンダ(東:7267)は18日、アフリカ西部最大の市場であるナイジェリアに、四輪車および部品を輸入・販売する現地法人ホンダオートモービル・ウエスタンアフリカを設立したと発表した。今回設立の現地法人は、同月より業務の開始を予定しており、「シティ」をタイから、「シビック」などの四輪車を米国から輸入し、販売する。2014年には同国での四輪車販売4000台を目指すとしている。
シャープ(東:6753)は18日、2014年3月期第2四半期の業績予想を上方修正し、純損益を前回予想200億円の赤字から100億円の赤字に引き上げた(前年同期は3875億円の赤字)。スマートフォンやタブレット端末向けカメラモジュールを中心とした電子デバイスが堅調に推移ため上方修正した。また、売上高を前回予想1兆2700億円から前年同期比19%増の1兆3100億円に、営業損益を同150億円の黒字から300億円の黒字(前年同期は1688億円の赤字)に、経常損益を同50億円の赤字から20億円の黒字(同1972億円の赤字)に、それぞれ引き上げた。【了】