ドコモ版Androidユーザーの6割「本当はiPhone買いたかった」?
2013年9月18日 18:07
9月20日に発売されるiPhone5S、5C。ドコモの参入により、顧客獲得競争の激化が予想される。注目すべきは、ドコモユーザーのうちどれくらいの人がiPhoneを購入するかだ。
そこで興味深い調査結果がある。マクロミルがドコモ版Androidユーザーに対して「同端末を使っている理由」を尋ねたところ、「契約している携帯電話会社にiPhineがなかった」と答えた人は58%と約6割にのぼった。この層は「本当はAndroidではなくiPhoneを買いたかった」人たちである可能性が高く、彼らがドコモのiPhoneに流れる可能性は高い。
同調査ではまた、ドコモ版Androidユーザーの29%が新型iPhoneを購入したいと回答している(「予約する」+「予約しないがすぐ購入する」+「いずれ購入するつもり」)。キャリアを問わない全体では24%がiPhone5Sを購入したいと考えているので、ドコモ版Android利用者の購入意欲は平均よりやや高いといえる。
とはいえ今回の調査で、最もiPhine5Sの購入意向が高かったのは、やはりというべきか既にiPhoneを持っている人たちだった。特にソフトバンク版iPhoneユーザーの購入意向は4割を超えている。
では改めて、iPhoneの魅力とは何か。ユーザーが考える1位は「デザイン」で61%。次いで「アプリの豊富さ」57%、「ブランドや世界観」「直感的でわかりやすい操作性」が53%だった。特に「直感的でわかりやすい操作性」「タッチパネルの反応感度」など、実際にiPhoneを使用しないと分からないポイントでは、iPhoneを使ったことがない人よりも使ったことのある人の回答が高く、利用して初めて魅力を感じた人が多いことが分かる。今後、多くのドコモユーザーがiPhoneに「ハマって」しまう可能性は高い。
調査は「iPhoneの魅力に関する調査」(インターネットリサーチ)で、対象は全国の15~69歳の男女2000名。期間は2013年9月11日の19時~21時。(編集担当:北条かや)