デビットカードが電子マネーに勝る理由とはなにか

2013年9月16日 16:45

 クレジットカードが全盛の世の中だが、やはり「借りて払う」ということに抵抗を感じる人は今も多いだろう。その点、Suicaなどの電子マネーは事前のチャージした分しか利用できないので、「借金」ではないし、デビットカードも、使用した時点で代金が自分の預金口座から引き落とされるので、同じく「借金」ではないので、気持ちが良いものだ。

 三菱東京UFJ銀行<8306>は、「Visaデビットカード」を11月から発行すると発表した。「使ったその場で支払う」機能を強化し、多様化する決済シーンに応えるとともに、様々なメリットの提供によって、利用者の更なる利便性の向上を目指していくとしている。

 このカードは国内外約3,600万のVisa加盟店やインターネット上で、利用が可能で、買い物と同時に普通預金口座から引き落としになるため、現金感覚で利用できる。また、予め利用限度額を設定することもできるので、使いすぎる心配もない。

 世界200カ国以上の国と地域にあるVisa加盟店や、インターネットでの買い物に利用できる。また利用金額の0.2%~0.5%のキャッシュバックが毎月自動で受けられる。ショッピング保険が付帯されている他、海外のATMで現地通貨を引き出すことができ、外貨両替の必要がないのも便利だ。

 年会費は1,050円。但し初年度、年会費請求時23歳以下、前年1年間の利用金額が10万円の場合はぞれぞれ無料となる。有効期限は5年間。11月20日から取り扱いをWebサイトで開始する。同行に普通預金口座を持つ15歳以上が対象となる。なお、店頭での取り扱いは2014年1月14日より開始する予定だ。またカードデザインは三種類の中から選択できる。

 この「Visaデビットカード」の最大にメリットは海外で使えることではないだろうか。外貨両替というのは、わりと面倒である場合が多いし、手数料もばかにはならない。そんなことから旅行にせよビジネスにせよ、海外へ行く機会の多い人にとってはとても便利なカードとなるだろう。しかし逆に考えると、海外に出かけることもない人にとっては、電子マネーと比べての優位性を見いだすのが難しいかもしれない。(編集担当:久保田雄城)

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