NASA、宇宙で自給自足するための宇宙農場プロジェクト

2013年9月13日 13:31

taraiok 曰く、 NASAのHoward Levine氏によれば、国際宇宙ステーション(ISS)に食物を送るためには1ポンド(約450g)当たりおよそ10,000ドルの費用が必要になるという。そこでNASAは、宇宙で食物を生産するための技術研究としてVEGGIEと呼ばれる宇宙野菜栽培プロジェクトを開始した(Modern Farmer magazineNASA本家/.)。

 VEGGIE向けの植物として最初に選ばれたのは、赤みの強い葉を持つレタス「Outredgeous」だという。このレタスは明るいピンクのLEDライトの下で育成され、わずか28日という短期間で収穫可能になるとされる。NASAの将来の目標は、宇宙旅行者を支えることができる農産物を栽培することにある。そのためには、宇宙ステーションや月面コロニー、火星上で継続的に生産できる仕組みが必要だ。

 VEGGIEプログラムの関係者は、ISS各乗組員の平均滞在期間である6か月のタイミングで成長サイクルを最大化したいと考えているとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙 | NASA

 関連ストーリー:
スペースX社、火星に8万人移住計画 2012年11月29日
米テキサス州、下水を再利用して飲み水に 2011年08月10日
火星で養蚕 2006年05月22日

 

関連記事

最新記事