日産、三菱ふそうに海外市場向け商用バンをOEM供給へ

2013年9月12日 12:15

 日産自動車と独ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスは11日、日産から三菱ふそうに対して海外市場向けの商用バン「NV350アーバン(日本向け車名:NV350キャラバン)」(GVW3.5トンクラス)の供給を検討することで、両社が基本合意したと発表した。

 なお、今回の合意は、2010年4月に発表した、ルノー・日産アライアンスと独ダイムラーとの戦略的協力関係に基づくものとなる。両社は今後、OEMの正式契約を締結する予定。供給開始年月、供給台数などについては正式契約までに決定する。

 現在両社は、日産から小型トラック「アトラスF24」を供給し、三菱ふそう「キャンター ガッツ」として、また、三菱ふそうから「キャンター」を供給し、日産「NT450アトラス」として販売する相互OEMを実施しており、今回は提携の第2弾となる。

 三菱ふそうのアルバート・キルヒマン社長は、「今回の合意は、小型トラックの相互供給に続く、日産・ルノー、ダイムラーの戦略的協力関係のシナジーの第2弾となる。なお、当社として初のバンの販売となり、国際的なニーズに合致した商品ラインナップの増加につながる」とコメントしている。

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