任天堂の「すれ違い通信中継所」ではAWSとオープンソースソフトウェアを採用
2013年9月7日 15:59
insiderman 曰く、 任天堂ファンにはおなじみ、岩田社長が社員にインタビューをする「社長が訊く」にて、「すれ違い通信中継所」の開発スタッフへのインタビューが行われている。「社長が訊く」にしては珍しく技術的な話題にも多く触れられており、そこで任天堂社内で使われているソフトウェアについても触れられている(社長が訊く「すれ違い通信中継所」 4)。
「すれ違い通信中継所」のサーバーにはAmazonのクラウドサービス「Amazon Web Service(AWS)」が使われているそうだ。「すれ違い通信中継所」はその構築スケジュールが厳しかったという理由があったほか、どれくらいの数のアクセスがあるのか事前に予想できないため、AWSの利用は非常に向いていたという。また、Wii Uの交流サービス「Miiverse」もクラウドを使って構築されていたそうだ。
社内にはJavaやPerlを使用するチームもあるが、「すれ違い通信中継所」ではRubyを採用。データベースにはApache HBase、サーバーの構成管理はPuppet、ログの処理にはfluentdを採用しているそうだ。任天堂では3年前からPuppetを利用しており、すでに十分なノウハウがある模様。ログ解析にはAmazonのデータ分析サービスAmazon Redshiftが使われているそうだ。
任天堂のエンジニアというと、ゲーム開発に特化した技術者や組み込み系技術者ばかりというイメージもあるかもしれないが、近年ではネットワーク関連などの需要も多いようで、任天堂のキャリア採用ページでは岩田社長が開発者にインタビューしたコンテンツや開発スタッフの対談など、技術的な内容に触れたコンテンツもある。やや古いコンテンツもあるが、興味を持たれた方はこちらも見てみると良いかもしれない。
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