東芝:欧州でホームソリューション事業を展開、3年間で欧州地域約15万世帯へのHEMS導入を目指す
2013年9月5日 16:16
【9月5日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 東芝(東・名:6502)は5日、欧州地域でホームソリューション関連製品・サービスの提供を開始すると発表した。同日、フランスで、HEMS(Home Energy Management System)関連製品の販売とサービス提供を、現地法人の東芝システム・フランス社を通じて開始する。
今回提供を開始するのは、「Pluzzy(プラジー)」という機器・サービス。これは、電力メーターや家電機器と連携して消費電力量や機器の使用状況等の情報を収集し、消費エネルギーの見える化や照明などの遠隔操作を実現するためのホームゲートウェイと、温湿度計や人感センサーなどの周辺機器に加え、エネルギーマネージメントや家電機器の制御、セキュリティなど、家庭での快適性向上と省エネをサポートするクラウドサービスと合わせたパッケージ商品。この「Pluzzy」を、家電量販店を通じて販売する。
フランスでは、2014年からスマートメーターの導入を予定しており、メーターデータを利用した時間帯別料金制の実施、および、それに対応したHEMSの早期普及拡大が期待できる。東芝は、フランスでHEMS関連機器の販売・サービス開始を皮切りに、冬季に向けて暖房ソリューションなどを順次展開していく予定。また、今後、英国やドイツなどの欧州各国で事業展開を進め、今後3年間で欧州地域の約15万世帯へのHEMS導入を目指す。【了】