NYの視点:白人の責務
2013年9月5日 07:03
*07:04JST NYの視点:白人の責務
英国初のノーベル文学賞作家、ジョセフ・ラドヤード・キップリング(1865年-1936年)は、1899年に『白人の責務(White man’s burden)』により、米国に対して、平和のために苛烈に戦に挑め、と述べた。
世界の警官を自負してきた米国は、第2次世界大戦後、11の内戦に軍事介入してきた。
世界の警官を続ける意思のあるオバマ米大統領は、シリア攻撃に関して、「戦争権限法」に拠り、連邦議会の承認を求めることにし、議会も承認する姿勢を見せている。
また、プーチン・ロシア大統領は、「シリアの化学兵器使用が証明されれば、ロシアはシリアへの軍事介入を支持する可能性がある。軍事介入には国連の承認が必要」と歩み寄りを見せている。
もし、シリアの化学兵器使用が証明され、国連が承認した場合、国連安全保障理事会メンバーで米国とともに世界の警官役を果たしてきた英国は、議会での否決を取り消して、地中海東部へ軍艦を派遣するのだろうか。《KO》