コニカミノルタ、在宅医療に最適な携帯型超音波画像診断装置を発売
2013年9月4日 13:37
コニカミノルタは、在宅医療に最適な手のひらサイズの携帯型超音波画像診断装置「SONIMAGE(ソニマージュ) P3」を9月1日に発売した。価格は70万円(税別)。
超音波画像診断装置は、受診者の負担が少なく、リアルタイムに画像を観察できるため、幅広い臨床領域で使用されているほか、将来的にも更なる性能向上による新たな診断領域への応用で高い市場の伸びが見込まれている。
今回発売する携帯型超音波画像診断装置「SONIMAGE P3」は、重さがわずか392g、ディスプレイユニットの大きさが11.5cm(縦)×6.8cm(横)という超軽量・コンパクトな超音波画像診断装置。携帯性に優れているため、検査室以外に在宅医療や災害現場などの様々な場所で使用することができる。
超音波画像診断装置は、体内臓器の形態や動きを観察できるほか、内臓出血や腹水、胸水の有無、血管の様子などを確認することができるため、携帯可能な「SONIMAGE P3」は災害現場といった救急医療の分野での活用も期待されている。また、院内検査室まで行くことが困難な患者を病棟内で診断することができるほか、在宅医療でも聴診器のように持参して日常的に超音波画像診断を行うことも可能になる。
「SONIMAGE P3」は、コスト面でも優れており、今まで超音波画像診断装置の導入が難しかった分野や場所でも容易に利用できる。コニカミノルタの超音波画像診断装置としては同製品が初の海外販売となるが、高度な医療設備の無い世界各地に同製品を提供することによって、より多くの人々が超音波画像診断を受けられるようになると期待されている。