『主君の太陽』財閥男(ソ・ジソプ)の品格が香る“魔性の家”を大公開
2013年9月4日 10:43
ドラマ『主君の太陽』でソ・ジソプ演じるチュ・ジュンウォンが住む、財閥男の品格が香る“魔性の家”が公開された。
SBS水木ドラマ『主君の太陽』(脚本:ホン・ジョンウン、ホン・ミラン / 演出:チン・ヒョック、クォン・ヒョックチャン / 制作:ボン・ファクトリー)は、自己中で冷徹な財閥の御曹司と根暗な女秘書が出会い、ストーリーを展開していくロマンチックコメディーホラー。新鮮な面白さで水木ドラマの王座に登りつめ、20%台の視聴率も目前に迫る勢いで独走中だ。
特に、ソ・ジソプ & コン・ヒョジンカップルが毎回見せる甘いスキンシップとラブモード全開の雰囲気が、視聴者たちの心を捕えている。今回、この2人の甘いシーンの中でも最もよく出てくるベッドでのシーンが撮影された、チュ・ジュンウォン(ソ・ジソプ)の家のセットが公開され、関心が集まっている。
『主君の太陽』の制作陣は、ドラマの完成度を高めるために‘キャラクターとしっくり溶け合うセット’の製作に総力を傾けたという。韓国京畿道の一山(イルサン)炭峴(タンヒョン)にあるジュンウォンの家のセットは、小さな小物一つにも劇中‘防空壕’のように気難しいジュンウォンの性格とうまく溶け合うよう製作された。
劇中、ジュンウォンが複合ショッピングモールを運営する社長である点を考え、室内に高価な家電製品や家具を配置して高級感を出しているという。特に、リビングの一角に置かれた真空管の電蓄(電気蓄音機)は、実際に2500万ウォンもする高級品。撮影現場で電蓄を使うことはないが、その佇まいだけでも優雅な雰囲気を醸し出している。
また、高価だが派手過ぎない控え目な美しさが、ジュンウォンの冷徹で理性的な性格を表している。財閥家のセットにありがちな派手な飾りや色使いはなく、シンプルなインテリアと白と黒のコントラストで明暗を調節し、モダンな雰囲気を強調している。幾何学模様の額縁や造形物のファブリックなどの小物で洗練された雰囲気を演出している。
こうして見ると、ジュンウォンの家のセットには彼の性格同様、気難しや冷徹さのみが感じられるように見えるが、一方で、大雑把で少し抜けたところもあるジュンウォンの人間味が感じられるような工夫もされているという。全体的に冷たい感じを与えるモノトーンカラーに温かみのある照明や原木を配置し、寝室にはパステルトーンの寝具でポイントを与え、こぢんまりとした雰囲気を作り出している。
『主君の太陽』のハム・ジュンホPDは、「これまでの財閥家の雰囲気とは違った、ジュンウォンのキャラクターにぴったりのセットを構成しようと努力した。小さな飾りや額縁もすべて会議で話し合って選び、配置した」と明らかにした。
制作会社ボン・ファクトリー側は、「制作初期段階からセットの製作に心血を注いだ。そのおかげで『主君の太陽』の完成度がより光を放っているようだ。俳優・演出・脚本が見せる‘完璧な三拍子’に加え、セットを見る楽しさまで提供する『主君の太陽』に、たくさんの関心をお願い致します」と伝えた。
一方、先月29日に放送された第8話の末尾では、テ・ゴンシル(コン・ヒョジン)からチャ・ヒジュの言葉を聞いて怒るジュンウォンの姿が放送された。犯人を守るために言えなかった言葉だという。激しい感情を抑えることができないジュンウォンとそんな彼を切な気に見つめるゴンシルの姿が、4日放送の第9話への期待をますます高めている。(翻訳:中川)