【NY午前外為概況】米国の経済成長と雇用の改善で全般的にドル買い優勢
2013年8月30日 01:15
*01:15JST 【NY午前外為概況】米国の経済成長と雇用の改善で全般的にドル買い優勢
29日NY午前の外為市場でドル・円は、98円16銭から98円52銭の間で上下した。この日発表された米国の4-6月期GDP改定値の上方修正、先週分新規失業保険申請件数の減少を受けて、資産購入の早期縮小観測が盛り返し、ドル買いが先行。米国債利回りが上昇幅を縮める動きに連れ、いったんドル売りになったが、NYダウの上昇にともないドル・円は下げ渋り、反発した。
ユーロ・ドルは1.3267ドルから1.3219ドルまで下落。米国の資産購入の早期縮小観測のほか、イタリア連立政権崩壊への懸念や、月末のドル買い需要の思惑などもユーロを圧迫した。ユーロ・円は130円06銭から130円50銭で推移した。
ポンド・ドルは、1.5518ドルから1.5483ドルまで下落し、ドル・スイスフランは、0.9276フランから0.9321フランまで上昇した。
【経済指標】
・米・4-6月期GDP改定値:前期比年率+2.5%(予想:+2.2%、速報値:+1.7%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:33.1万件(予想:33.2万件、前回:33.7万件←33.6万件)
・カナダ・4-6月期経常収支:-146億加ドル(予想-148億加ドル、1-3月期:-134億加ドル←-141億加ドル)
・カナダ・7月鉱工業製品価格:前月比+0.3%(予想:+0.3%、6月:+0.3%)
・カナダ・7月原料価格指数:前月比+4.2%(予想:+0.8%、6月:+0.3%)《KK》