東大合格を目指す人工知能プロジェクト、進展中

2013年8月26日 13:10

あるAnonymous Coward 曰く、 2011年に東大合格を目指す人工知能プロジェクトというのが開始されたが、このプロジェクトは順調に進んでいるようだ(IEEE Spectrumロボットは東大に入れるか本家/.)。

 日本の国立情報学研究所(NII)では、東大を受験して合格できるレベルの人工知能プログラムを開発しようとしている。2016年度までに大学入試センター試験で高得点をマークできるようにし、2021年度には東京大学入試を突破することを目標にしているという。試験問題の中には、物理や世界史などの選択方式の問題も含まれており、これを解くためには高度な言語処理の技術が必要になる。

 AIの言語処理を担当する宮尾祐介准教授は、AIは教科書やウィキペディアを含むデータベースを検索することにより、質問に対する答えを見つけ出せるとしている。ただし、歴史問題などの場合、その内容の持つ意味を理解して正しい推論を行う必要があるとしている。研究チームは開発中のAIと言語処理学会に関連する大会で文意を解析するテストに参加した。このテストでAIは57%の正答率を示したという。

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