ネット上でのプライバシに気をつけている青少年は半数強(米国調査)

2013年8月26日 13:39

あるAnonymous Coward 曰く、 Pew Research Centerの調査によると、米国の12〜17歳の青少年の6割近くがスマートフォンやタブレット端末にアプリケーションをダウンロードした経験があるとのことだが、個人情報が収集されているとしてアプリケーションをアンインストールしたことがある青少年は26%、またプライバシー上の懸念から位置情報共有を無効化したことがある青少年も46%おり、彼らなりにオンラインプライバシーについて注意を払っている現実が明らかになった(Dark Reading本家/.)。

 位置情報共有の無効化は女子が59%、男子が37%と女子が大幅にリードしているとのこと。プライバシー管理について大人のアドバイスを求めたことのある子は70%に上り、相談したことのある子のうち位置情報共有を無効化したことがある子は50%だったのに対し相談したことのない子では37%に留まった。

 ただし位置情報共有についての懸念は両親も対象として含まれると考えられるという。実際2009年時点で子供の居場所を知るために携帯端末を使ったことがある両親は半数以上に上っている。また、個人情報を共有しなければならないアプリケーションであることを知った上でそれを利用したことがある青少年は12〜14歳で56%、14〜17歳で49%いたとのことだ。

 なお、調査に回答した青少年がダウンロードしていたのはソーシャルメディア、ゲーム、音楽、ニュース、そして天気関連のアプリケーションが主だったとのことである。

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