メルセデス・ベンツ、最高級セダン「Sクラス」を8年ぶりにフルモデルチェンジ

2013年8月26日 12:53

 メルセデス・ベンツ日本は23日、8年ぶりにフルモデルチェンジを行ったメルセデス・ベンツの最高級セダン「Sクラス」を日本市場に導入すると発表した。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて今年10月1日より予約注文の受付を開始し、11月上旬より販売、納車を開始する。

 メルセデス・ベンツSクラスは、いつの時代も世界の自動車の指標とされてきたメルセデスのフラッグシップモデル。この伝統を受け継ぎ「最高の自動車」を目指して開発された新型Sクラスは、時代の最先端を行く「インテリジェントドライブ=知能を備えた革新的テクノロジー」、「エナジャイジングコンフォート=究極の快適性」、「エフィシェントテクノロジー=徹底した効率向上」をコンセプトに、安全性と快適性、効率性など自動車に求められるあらゆる要素を高次元で究めた「新時代のプレステージカー」として生まれ変わった。

 新型Sクラスのエクステリアは、メルセデスのフラッグシップモデルならではの威厳を感じさせるフロントビューやクーペを思わせる流麗なフォルムに先進的で躍動感のある最新のメルセデスデザインを融合し、洗練されたエレガントでモダンなデザインとなった。

 インテリアは、美しいカーブを描くダッシュボードからドア、シートまで流れるような一体感のある新デザインコンセプトを採用。細部に至るまで贅沢に使用した最高品質のレザーやウッド素材とあわせ、メルセデスの最新フラッグシップモデルにふさわしく、エレガントでエクスクルーシブな室内空間となっている。

 メルセデスが世界に先駆けて導入した安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」は、従来の短距離/中長距離ミリ波レーダーに、ステレオマルチパーパスカメラとマルチモードミリ波レーダー(後方)を新たに追加することで、衝突事故を未然に防ぐドライビングアシスト性能をさらに進化させている。

 「ディストロニック・プラス」は、車間距離を維持するだけではなく、車線のカーブと先行車両をモニターしながらステアリング操作のアシストを行う機能を追加した。「BAS(ブレーキアシスト)プラス」には飛び出し検知機能が加えられ、前方を横切るクルマや歩行者の飛び出しを捉えてディスプレイと音で警告する。ドライバーが警告に反応しない場合は「PRE-SAFEブレーキ」の自動緊急ブレーキが段階的に作動する。

 また、リアバンパーに設置されたマルチモードミリ波レーダーが後方からの衝突の危険を検知すると、後続車に警告するとともにブレーキ圧を高めて自車をロックし二次被害を軽減する「リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)」を新たに装備した。

 新型Sクラスのラインアップは、3.5リッターV6直噴エンジンに新世代ハイブリッドシステムを搭載し、大型高級セダンセグメントで初めてエントリーモデルにハイブリッドパワートレインを採用した「S 400 HYBRID」など計5モデル。価格は、「S 400 HYBRID」を従来のエントリーモデル「S 350」(1,085万円)とほぼ同等の価格設定である1,090万円(税込)とし、さらに各モデルとも従来モデルから据置き、もしくはほぼ同等の価格設定とした。

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