【株式評論家の視点】次のステップへの値固めの週、好調な企業業績基調は不変

2013年8月25日 15:29

<相場展望>(8月26~30日)

 前週、8月3週は22日に1万3238円まで売り込まれる波乱の展開となったが、23日には1万3660円、295円高と急反発する荒れ模様の展開になった。その後、前週末23日のCMEの円建て日経平均先物相場は1万3735円となり、一応目先の波乱が終息して、第4週を迎える。

 参院選の勝利後、安倍首相の成長戦略への積極的なかかわりが途絶え、かつ、政局内で消費増税や成長戦略に対して意見の不一致や対立が目立ってきている。これまでの株価上昇の根幹を成してきたアベノミクスの先行きに不透明さが出てきたことが、今回の相場波乱の要因と言えそう。

 ただ、日本企業の好調な業績、米国金利の上昇を受けた円安・ドル高の流れなど、株式市場を取り巻く環境は引き続き良好である。当面は、目立ったイベントが乏しく、方向感は出づらいにしても、次の上昇ステップへ向け値固めを進行していく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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