宅地建物取引業者 ピーク時より約2万減少
2013年8月24日 18:41
宅地建物取引業者が過去20年で最も少なくなったことが国土交通省の調べで分かった。24年度末の業者数は法人10万3163業者、個人1万9347業者。合わせて12万2510業者になった。
過去ピークだった平成6年度末を100として86.2と13.8ポイント落ち込んでいた。業者数で1万9624業者の減だった。
前年度に比べると大臣免許業者が2137業者で5業者増えた。一方、都道府県知事免許業者は12万373業者で1417業者減少した。この結果、全体では1412業者減少し、7年連続して減少した。
業者数は東京(2万3720業者)、神奈川(8218業者)、埼玉(6356業者)、愛知(6344業者)、大阪(1万2367業者)、兵庫(5346業者)、福岡(4918業者)に集中し、最も少ない県は鳥取(318業者)だった。
一方、宅地建物取引主任者の登録数は24年度末で92万860人と毎年2万人台の新規登録者が出ている。登録者数は平成15年度末と比較して18万9907人増えた。宅地建物取引主任者資格試験の24年度の申込者は23万6350人、受験者は19万1169人で、3万2000人が合格した。合格率は16.7%。前年度(18万8572人が受験。3万391人が合格、16.1%)に比べ0.6ポイント合格率は上がった。(編集担当:森高龍二)