(香港)アリババ、取締役パートナー制承認で香港上場に道筋も

2013年8月23日 11:39


*11:39JST (香港)アリババ、取締役パートナー制承認で香港上場に道筋も
中国の電子商取引大手アリババ・グループが香港市場への上場に向け、取締役パートナー制の承認を求めているようだ。議決権の異なる株式の発行が認められない香港において、馬雲(ジャック・マー)会長の支配権を維持するための方法のひとつだという。

「香港経済日報」(23日付)が伝えたもので、アリババはこうした「新方式」の承認について、香港証券取引所(00388/HK)の回答待ちの段階。一方、アリババの広報担当者は同紙の取材に対し、上場先は未定だとして詳細には言及しなかった。

同紙によると、アリババは上場後もインターネット市場に通じた経営陣の決定権を維持し、投資家からの経営への圧力を回避したい考えがあるという。パートナーは取締役の大半を指名することが可能なため。

なお、アリババの上場先候補としては、香港とニューヨークの名前が挙がっている。一部メディアはではこれより先、アリババが米インターネット通販大手のショップランナーに出資するとの情報について、ニューヨーク上場に向けた足掛かりの可能性があると指摘していた。《NT》

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