Instagramに「いいね!」を投稿するウイルス登場

2013年8月21日 07:00

あるAnonymous Coward 曰く、 ソーシャルメディアの影響力の重要性は高まる一方であり、「いいね!」を投稿するウイルスまで出現し始めたそうだ(PC Pro本家/.)。

 Facebookやその傘下のInstagram、Twitter、YouTubeやLinkedInといったソーシャルメディアでの高評価を欲する人は尽きず、「いいね!」はハッカーフォーラムで千の単位で売買されているとのこと。PCから抜き取られたクレジットカード番号が1,000枚あたり6ドルで売買されているのに対し、Instagramのフォロワーは1,000人あたり15ドル、同サービスの「いいね!」は1,000個あたり30ドルの高値がつけられているという。

 単なる話題を目的としたり、マーケティング目的など「いいね!」は様々な理由で需要がある。ただし、マーケティング目的の場合はその数をうまく調整しないと不正操作であることが明らかすぎてしまい、返って評判を落とすことになるようだ。

 最近ではクレジットカード番号盗難を目的に作られたコンピュータウイルスZeusがInstagramの「いいね!」を不正投稿するよう変貌を遂げるまでとなった。このようにソーシャルメディアの「いいね!」を作り出すことが確認されているウィルスはZeusが初めてとのこと。このウイルスに感染した端末は、特定のユーザに「いいね!」を投稿するようサーバーによって遠隔制御されるそうだ。

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