Googleの20%ルールは死んだも同然
2013年8月20日 12:34
あるAnonymous Coward 曰く、 Googleには「イノベーションのジレンマ」を回避するため、社員に対して社内で過ごす時間の20%を担当外の業務に使うことを義務づける「20%ルール」が存在している。このルールはGoogleの持つ既存製品の改善や新製品を生み出すのに貢献しているとされ、ていた。しかし、Quartz誌のインタビューに応えた匿名のエンジニアによれば、この20%ルールはすでに存在していないという。その理由の一つは、社員が20%ルールを使用するためには経営陣から承認を得る必要が出てきたためだという(Quartz、本家/.)。
また別の記事では、20%ルールの仕組みは生きているものの、通常の業務についても一定の生産性目標が定められているため、20%ルールは実質的にエンジニアに+20%分の過剰労働を要求する「120%ルール」になってしまっていると主張している。Ars Techinicaの記事では、20%ルールが実質的に無くなったのは必ずしも悪いものではないとしている。その理由として、すでにGoogleは十分に良い製品を持っているので、より革新的な製品を作るための20%ルールはもはや不要だとしている(Quartz、Ars Techinica)。
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