ICANN、Googleが申請していたドットなしドメインを却下

2013年8月19日 19:13

 あるAnonymous Cowardのタレコミより。Googleが提案していた「ドット無しドメイン」について、ICANNはこれを拒否したという(Wireless Wire NewsPC Magazine)。

 現在使われている「example.com」のようなドメイン名には必ずトップレベルドメイン名が含まれ、最低でも1つはドットを含む。Googleの提案した「ドット無しドメイン」はトップレベルドメイン名を含まないドメイン名を許すというもので、これが認められればたとえば「search」のようにそのドメイン名にドットを含まないドメインが有効となり、「http://search/」といったようなURLでアクセスが可能になる。

 PC Magazineの記事ではICANNがこの提案を拒否した理由についても解説されているが、ICANN側はドット無しドメインについて「予想できない(トラブルなどの)結果になる」と述べているという。アプリケーションによってはこのようなドメインをうまく扱えない可能性があるといい、たとえばSMTPではうまくメール配送先を発見できない可能性があるという。また、Windowsではドット無しドメインは「イントラネットゾーン」として認識するなど、セキュリティ的な問題も考えられるそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google | IT

 関連ストーリー:
都道府県ドメインの制度上の欠陥を利用し、実在する地方自治体と紛らわしいドメインが実際に運用される 2013年08月16日
ICANNが策定中の新gLTDの問題点:内部ネットワークとの衝突 2013年07月18日
htc 端末のメールアプリで一部のメールアドレスへ送信できない「不具合」? 2011年05月20日
GMail、ezwebとdocomo宛のみメールアドレス中の連続ドットや@直前ドットを許可 2008年10月08日
auのEメールアドレスが相互接続性を保障できないルールに変更? 2006年06月01日

 

関連記事

最新記事