Gmail利用者がGoogleはメールの内容を不当に閲覧しているとして訴えた訴訟、Googleの反論
2013年8月16日 13:19
あるAnonymous Coward 曰く、 米国では、Gmailの利用者がGoogleに対し、同社はGmailでやり取りしているメールの内容を不当に閲覧して利用しているとして集団訴訟を起こしている。これに対しGoogleが「電子メールの配信に関わる電子通信サービスプロバイダーが自分たちのメールを(なんらかの形で)処理していても驚くことはできない」と述べたことが話題になっている模様(TechCrunch、japan.internet.com)。
とはいえ、通信の秘密の尊重という意味ではメールの内容をその配信途中で閲覧することは許されないが、技術的には暗号化されていないメールののぞき見は容易にできることであり、サービス/ネットワーク事業者のモラルに任せるしかない。もしGoogleがプライバシを尊重していたとしても、そのメールの送信過程のどこかに悪意のあるサーバーがあれば、その内容は筒抜けになってしまうので、Googleの主張も分からなくはないが……。
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