「火星への片道切符」、応募者が10万人を超える

2013年8月12日 15:02

 あるAnonymous Coward 曰く、

 オランダの非営利団体Mars Oneの企画する火星永住計画「Mars One」の応募者が、ついに10万人を超えたそうだ(CNN本家/.)。

 この火星永住計画は「行きっぱなし」であり、地球に戻ってくることのない片道切符である。募集は今年4月に開始されたが、その応募者は10万人以上に達したという。Mars Oneの出発は2022年9月を予定しており、火星には2023年4月に到着予定とのこと。初回のミッションでは女性2名男性2名の計4名を火星に送り込む予定であり、今年は応募者のなかからこの4名の候補となる40名を選出するとのこと。

 18歳以上であれば誰でも応募できる。申し込み費用は国によって異なり、米国では38ドルとのこと。なお、Mars Oneは応募者のうち申し込み費用も入金済の人数は明らかにしていない。

 トレーニング等の費用は全てプロジェクト持ちとのことで、スポンサーやメディアからの出資によって資金を賄うとしている。候補者は8年に及ぶトレーニングを通じ住居構造物の修復方法や閉鎖空間内における農業のやり方、また骨折の治し方や歯科衛生といった医療行為などを習得するとのこと。

 放射線による被爆などいくつもの問題が予想されるが、Mars One曰く「一般的に宇宙旅行にまつわるリスクは数多くあり、我々は放射線を最大の懸念とはしていない」とのこと。応募期間は8月31日までとのことだ。

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