JR各社の豪華列車は成功するか

2013年8月12日 15:10


*15:11JST JR各社の豪華列車は成功するか
JR各社は、以前のような移動手段としてではなく、鉄道での旅行を楽しむための豪華列車の投入に力を入れ始めている。
近畿日本鉄道<9041>は2013年3月から、名古屋と賢島の間に豪華観光特急「しまかぜ」を運行させている。従来の特急料金より1000円高いが売れ行きは好調だ。JR東日本<9020>の豪華観光列車「クルーズトレイン」は、2016年春以降の運行開始を目指している。JR九州は、豪華寝台列車「ななつ星」を10月15日から運行予定として今年10月から来年3月末分までの販売を終了しているが、3泊4日または1泊2日で料金が2名1室最高約110万円と高額なのにも関わらず大変な人気となっている。また、JR西日本<9021>も、2017年までに新たな豪華寝台列車の運行開始を目指すことを発表している。
「しまかぜ」以外の各列車とも、客室を1両当たり2~3室にするなどぜいたくな造りで、外装・内装・装飾品から車内での食事やスイーツに至るまでこだわって提供する。
国内の富裕層のみならず、アジアや欧州など海外の旅行客の誘致にも力を入れている。
この豪華列車の運行が成功すれば、最終的にはJR各社の管内を出て日本全国をめぐる豪華列車を走らせると、より需要も見込めるのではないだろうか。《YU》

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