東京・日本橋で「タイムマシン展」開催 - 過去と未来を行き来するサイケデリックな世界

2013年8月11日 18:50

2013年8月9日(金)から9月14日(土)までの間、日本橋のギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートにて、「タイムマシン展」が開催される。


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ユニークなインスタレーションを得意とするギャラリストの佐竹昌一郎が、現代の代表的なコンセプチュアル・アーティスト、イエッペ・ハイン(Jeppe Hein)の回転するミラーをタイムマシンに見立てたユニークなインスタレーションにチャレンジ。ミラーには、時代背景や作家のコンセプトなど多様なバックグラウンドをもった作品が映し出される。回転するミラーを主軸として、展示スペースのすべてを巻き込み、まるで過去と未来を自由に行き来するような空間を演出する。


展示される作品は、毛沢東の活動をドキュメンタリー仕立てのフォトコラージュに収めたジャン・ダリ(Zhang Dali)や、1980年代のニューヨークのアートシーンに欠かせない存在であったウォーホルやバスキアの活動を写真に記録したセン・クォン・ チー(Tseng Kwong Chi)をはじめ、ヨーロッパより新進気鋭のアーティスト、ルーマニア出身のオアナ・ファルカス(OANA FARCAS)とポーランド生まれのピオトル・ラコーミー(Piotr Lakomy)、そしてアメリカのデジタル世代作家で、iPhoneのアプリを駆使して作品を制作するジャミアン・ジュリアノ・ヴィラニ(Jamian Juliano-Villani)や、伝統的なものと新しいものを異次元空間の中で融合させるビル・マセイ(Bill Massey)といった、日本で紹介される機会が殆どないアーティスト達によるものだ。


その中でも特に、サイケデリックな世界観で鑑賞者を幻覚へと誘う、アメリカのフレッド・トマセリ(Fred Tomaselli)による作品は、このタイムマシン展のハイライトに相応しく、展覧会全体の構成において重要な役割を担っている。また特別出展として、アメリカ人画家ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)の風景作品も展示される。


【展覧会詳細】

タイムマシン展

会期 : 2013年8月9日(金)~9月14日(土) 日曜・祝日閉廊

時間 : 11:00~19:00(月~金)、11:00~17:00(土)

料金 : 入場無料

会場 : ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート

住所 : 東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F

TEL : 03-3275-1008

URL : http://www.g-sho.com


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