LIXIL小矢部工場の増設工事が完了、アルミ建材を一貫生産
2013年8月9日 13:03
LIXILは8日、2012年6月より進めていたLIXIL小矢部工場(富山県小矢部市)の増設工事が完了し、8月より本格稼働すると発表した。これにより、アルミの鋳造から加工までを一貫して生産するアルミ建材の一貫生産工場として、北陸地域におけるより安定した供給体制が確立される。
LIXIL小矢部工場は1992年に操業を開始し、現在はビル用サッシ、住宅用サッシ、エクステリア商品の北陸地域の生産拠点として製品を供給している。昨年6月より増設工事に着手し、鋳造ラインを新設(新設1炉:既設の溶解炉と置き換え)、押出ラインの増設(増設2ライン、既設1ライン、移設1ラインと合わせ計4ライン)、表面処理ラインの増設(増設1ライン、既設1ラインと合わせ計2ライン)が完了した。今回の増設により、小矢部工場の生産能力は従来の700トン/月から2,500トン/月に増強される。設備投資額は約93億円。
今後小矢部工場は、下妻工場(茨城県下妻市)、前橋工場(群馬県前橋市)、久居工場(三重県津市)、有明工場(熊本県玉名郡長洲町)、タイ工場(タイランド)と共に、LIXILのアルミ建材一貫生産工場の一翼を担っていく。