【話題株】ニコン急落、安値更新に驚き、円安期待もスマホに食われる
2013年8月9日 12:41
ニコン <7731> の株価が9日(金)、急落し5ヶ月ぶりの年初来安値更新となりマーケットの驚きとなっている。
8日(木)に今3月期の減額修正を発表したことが嫌気された。当初予想に比べ売上で6.3%、営業利益で23.5%の減額となった。修正後の1株利益は126.0円(修正前163.9円)に落ちる。
マーケットがショックを受けているのは、「海外比率が8割を超え円安効果が期待されていた。100歩譲って、通期の増額はないにしても堅調を予想していただけにショックだ。小型デイスカメラがスマートフォンに食われているということのようだ」(中堅証券)。
円安効果期待の優良株ということで再び信用買残が大きく増加したところだっただけに処分売りが出て下げを大きくしているようだ。年初来高値からの下げは42%に達し、中長期の現物投資の向きには買い場接近といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【話題】消費税率引き上げ先送りが金融市場の波乱要因に急浮上(2013/07/31)
・【じっくり投資コーナー】トラストテックは利回り4.4%、自動車産業向けに人材需要が旺盛(2013/08/01)