FBI、ISPに対しネット監視ソフトウェアをインストールするよう圧力をかける
2013年8月7日 08:00
あるAnonymous Coward 曰く、 米連邦捜査局(FBI)は、リアルタイムでインターネット上の通信に関する「メタデータ」を傍受するため「port reader」と呼ばれるカスタムソフトウェアを開発したという。そして、企業の内部ネットワークに対する監視を強化するため、通信事業者にport readerをインストールするよう圧力を強めているという(CNET、本家/.)。
「メタデータ」には、送信元/宛先IPアドレスなどが含まれるとのことで、FBIは、このようなデータのリアルタイム受信は米愛国者法の下で認可されると考えているという。しかし、通信事業者側はport readerが未知の監視技術であることや、セキュリティリスクがあることから、インストールに対して抵抗しているという。どの通信事業者がインストールに応じたかは不明だが、少なくとも1つ以上の企業がインストールを強く拒否しているという。
この件に対するCNETの取材に対し、AT&TやT-Mobile、Verizon、Comcast、SprintといったISPは、コメントを拒否している。米愛国者法では受信が許容されているデータと許容されないデータの境界線が線引きされておらず曖昧なことも、問題が複雑化している理由のようだ。
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