アリババのIPO計画、来年に先送りも 上場先はニューヨークが有力か

2013年8月5日 11:56


*11:56JST アリババのIPO計画、来年に先送りも 上場先はニューヨークが有力か
中国の電子商取引大手、アリババ・グループの上場計画が来年に先送りとなる可能性が出てきた。また、上場先を巡っては香港の可能性が後退し、ニューヨークが有力となっているもよう。現地の証券関係者によると、10-12月期の香港上場を目指す場合、今月中旬までには上場申請の提出が必要となるが、アリババに目立った動きは見られないという。

香港紙「信報」(5日付)など複数メディアが伝えたもの。また、「蘋果日報(アップルデイリー)」によると、優先株と普通株の混在する現在の株式構成が問題となり、香港上場は困難との見方も示されている。これより先には、イングランドのサッカークラブ、マンチェスター・ユナイテッドが同様の理由で、香港からニューヨークへと上場先を変更した例がある。

アリババはIPO計画について、一貫して「詳細は未定」とコメントするにとどめている。また、アリババに出資するソフトバンク<9984>の孫正義社長も先月末、「何も決定したことはない」と述べている。《NT》

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