米国の超セレブが駐日大使に指名、スター級登用で日本重視回帰
2013年7月26日 09:34
*09:34JST 米国の超セレブが駐日大使に指名、スター級登用で日本重視回帰
米国政府は24日夜、名門ケネディ家出身のキャロライン・ケネディ氏を次期駐日大使に指名しました。
同氏はケネディ元大統領の長女である“超セレブ”で、ハーバード大卒、コロンビア大法科大学院修了の英才。名門出身とあって各界の知名度は抜群で、ケネディ氏の大使就任は米国の日本重視回帰を象徴する出来事として認識されています。
同氏は外交や安全保障の経験に乏しく、実務面ではどれだけ貢献できるかは未知数。ただ、少なくとも現職のルース大使と比べると、米国が日本を大事にしているとの意思が明確に示されたことになります。
かつての駐日米国大使は米政界のスター級が任命されることが慣例で、1993年のモンデール大使はクリントン政権の副大統領まで昇りつめました。ただ、2009年に現在のルース氏が大使に指名されたとき、日本の政界では「日米同盟の重要性低下」がささやかれていたことも事実です。
中国の台頭やアベノミクスによる日本経済の再生期待など、米国が日本に目を向け始めたことに間違いはなさそうです。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》