絵本原画約300点が集結「はじめての美術」展が、神奈川・平塚市美術館で開催
2013年7月25日 12:00
2013年7月27日(土)より、月刊「こどものとも」の絵本を中心に、1950年代から2000年代にわたり出版された絵本の原画約300点を集めた展覧会「はじめての美術 絵本原画の世界2013」が神奈川県・平塚市美術館で開催される。
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1956年に福音館書店から創刊された「こどものとも」は、戦後復興の気運を背景に、子どもの立場にたって、その想像力を喚起する絵本作りを目指した。横長の版型や、1冊1話完結型の物語絵本など、当時としては新しいスタイルを次々と試み、また芸術家に作品の依頼をすることで「子どもがはじめて出会う美術」にふさわしい絵本が誕生していった。
1956年に創刊号を手がけたのは、現在も活動を続ける日本画家の堀文子。また、彫刻家・佐藤忠良が描いた「おおきなかぶ」は、世代を超えて読み継がれるロングセラー絵本となった。
この他にも、「ぐりとぐら」(山脇百合子) のシリーズや、「おしゃべりなたまごやき」(長 新太)、「いちごばたけのちいさなおばあさん」(中谷千代子)、「はじめてのおつかい」(林明子) など、 人気の高い26人の作家と44冊の絵本の原画約300点が展示される。