ジェットスター・ジャパンが貨物事業に参入、国内LCCで初
2013年7月25日 18:41
ジェットスター・ジャパンは25日、Air Logistics Japan株式会社(エアロジスティクス・ジャパン)と物流事業において提携し、国内LCCとして初の貨物事業を7月26日より開始すると発表した。
貨物事業の開始にあたり、当面は成田国際空港と関西国際空港をネットワークハブとして、札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)路線にてサービスを提供する。貨物輸送の体制が整い次第、順次名古屋(中部)、大分、鹿児島、松山へも拡大していく予定。
なお、輸送においては安全性および効率性確保のためコンテナを使用する。現在、ジェットスター・ジャパンが保有するエアバスA320機材の13機全てが貨物搭載可能であり、1機あたり7台のコンテナを搭載できる。計画では最大で5台を貨物用コンテナとして使用する予定。
エアロジスティクス・ジャパンの代表取締役である澁谷学氏は、「世界で100社以上の航空会社を顧客にもつ航空貨物販売総代理店としての経験を活かし、日本のお客様のニーズに合う航空貨物輸送サービスの展開を予定している」とコメントしている。
また、ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は、「貨物事業は新たな付帯収入を生み、事業の成長を加速させる重要な新規事業。ジェットスター・ジャパンは就航以来、国内路線網の拡充に注力しており、現在LCCとしては国内線において最大の運航便数を提供している。そのネットワークを活用して、国内旅客輸送のみならず、国内貨物輸送を提供することで、航空輸送の更なる利便性向上に貢献していく」とコメントしている。
なお、今後ジェットスター・ジャパンは、ジェットスターグループとの連携により国際貨物事業を展開することも予定しているという。