粘性の高いピッチのしずくが落ちる瞬間、ダブリン大学トリニティカレッジで撮影に成功

2013年7月21日 11:26

アイルランド・ダブリン大学トリニティカレッジの研究チームは11日、漏斗に入れたピッチのしずくが落ちる瞬間を撮影することに世界で初めて成功した(トリニティカレッジのニュース記事Natureの記事本家/.)。

瀝青やアスファルトとも呼ばれるピッチは非常に粘性が高く、漏斗からしずくが落ちるまでに10年前後を要する。有名な豪クイーンズランド大学の実験は1927年に開始され、これまでに8回滴下しているが、実際に落ちる瞬間は撮影できていない(/.J記事)。1944年に開始されたトリニティカレッジの実験は長い間忘れ去られ、実験が継続したまま棚でほこりをかぶっていたという。同大の物理学者らは最近になって観察を再開し、4月には誰でも観察できるようにWebカメラを設置していた。しずくが落ちたのは7月11日の午後5時ごろ。この実験で使われたピッチの粘性はハチミツの200万倍程度とのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

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