個人情報を取得する無料アプリの数で比較すると、iOSもAndroidと大差ない?

2013年7月20日 15:39

NQ Mobileの調査によると、2012年に発見されたモバイルマルウェアの95%がAndroidを狙ったものだったという。これに対し、iOSはAndroidよりもはるかに安全と考えられているが、BitDifenderの調査によれば個人情報を取得する無料アプリの数に関しては大差なかったそうだ(HELP NET SECURITYの記事BitDifenderのリポート: PDFSecurity Weekの記事本家/.)。

調査は約1年にわたり、Google Playで公開されている無料アプリ314,474本とApp Storeで公開されている無料アプリ207,843本を対象に行われたもの。位置情報の読み取り機能を搭載したアプリは、iOSが45.41%、Androidが34.55%だったという。ただし、Androidアプリでは約10%がサーバーに位置情報を送信する機能を搭載していたとのこと。コンタクトリストの読み取り機能を搭載したアプリに関しては、Androidで7.69%だったのに対し、iOSでは18.92%だったといい、中には「3D Badminton II (v.2.026)」のようにコンタクトリスト内のメールアドレスなどをサーバーに送信するiOSアプリもあったとのことだ。なお、これらの数値は各リソースに対するアクセス機能の有無のみを示すもので、正規の機能として位置情報などのデータを利用するアプリも含まれるようだ。Androidアプリではインストール時に一括してパーミッションを許可するのに対し、iOSアプリでは実行時に個別に許可できるため、より安全と考えられるとのことだ。

(続く...)このほか、Androidでは端末のデバイスIDを外部に送信するアプリが14.58%、ユーザーの電子メールアドレスを外部に送信するアプリが5.73%あり、8.82%のアプリが端末の電話番号を広告主に送信しているという。一方、iOSの場合は2012年に端末を識別するUDIDが大量に流出する事件(/.J記事)が発生して以降、UDIDを使用するアプリのApp Storeでの配布を認めない方針を発表しており(/.J記事2)、端末の電話番号を収集するアプリも禁止されているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | iOS | Android | 情報漏洩 | プライバシ

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