LINEが福岡に自社ビル建設へ、国内第二の拠点に

2013年7月18日 12:51

 LINE株式会社は17日、東京・渋谷に構える本社に加え、国内第二の拠点として福岡に自社ビルを建設すると発表した。

 福岡社屋建設計画の所在地は福岡県福岡市博多区博多駅前2-172。建物は11階・地下2階建てとなる。入居人員は約1,000人を予定している。着工は2014年1月、竣工は2015年の予定。

 福岡社屋は、LINEおよびLINE周辺サービスの開発ラボとしての役割や、アジア地域などへのアクセスの良さを生かし、グローバル展開をさらに加速させる役割を担っていく予定。これに伴い、新規人材採用が不可欠であることから、九州を中心に西日本地域における優秀な人材の確保も進めていく。

 また、今回の福岡社屋の建設にあたり、社員が働きやすいオフィス環境を整えるだけでなく、低層階に一般市民が自由に利用できる図書館等の公共施設を設置するなど、福岡市都心部機能更新型総合設計制度の活用を予定している。さらに、敷地内の図書館と隣接する公園で利用できる無料Wi-Fiを提供する計画。LINE株式会社は、福岡社屋を通して近隣施設・住民との共生を図り、周辺地域の振興を支援していく方針。

 なお、福岡社屋の設計施工は環境にも最大限に配慮し、日本の建築環境総合性能評価指標「CASBEE」の最高ランクであるSランクと、世界的な建物環境性能評価指標「LEED」の新築部門最高ランクであるプラチナ認証を同時に取得する、日本初のオフィスビルを目指す。

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