Mac OS Xを狙うランサムウェア、FBIを装い300ドルを要求

2013年7月17日 20:02

danceman 曰く、 OS Xを狙ったランサムウェア(金銭を狙った恐喝を行うマルウェア)が出回り始めたようだ。同ランサムウェアはFBIを装い、ユーザーが違法行為を行ったとしてWebブラウザをロックし、ロック解除の引き換えに300ドルの支払いを要求するものだ(本家/.TNW記事)。

 大概のランサムウェアはWindowsユーザーを狙ったものが多いのだが、この新たなマルウェアは、市場シェアを拡大しているApple製品のユーザーを標的にすることにしたようだ。懸念されるのが、長い間マルウェアの標的にされてきたWindowsユーザーに比べて、Macユーザーはマルウェアへの危機意識が低いことである。

 同ランサムウェアの指す違法行為のなかに、著作権侵害行為、違法ポルノコンテンツの視聴及び配布、マルウェア対策をとらない「怠慢なPC使用」が含まれる。300ドルを支払わずにFBIを装った警告ページを離れるには、「ページを離れる」を150回押せばよいという。なお、Safariのメニューバーの「Safariをリセット」を選択、全項目をチェックしてリセットすることも可能だそうだ。

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