三菱長崎造船所建造のコンテナ船、就航5年で沈没
2013年7月17日 17:26
ken_non_sum 曰く、 三菱重工が建造し、商船三井が運航していたコンテナ船「MOL COMFORT」が、先月6月17日(三菱発表では18日)、荒天のインド洋にて船体中央部から破断した。後部はまもなく沈没、前部のみが3週間以上も漂流を続けていたが、日本時間7月11日午前4時頃、北緯19度56分、東経65度25分付近の公海(水深約3,000メートル)にて沈没したという(商船三井のプレスリリース第1報、第26報、三菱重工のプレスリリース第1報、gCaptianの記事、gCaptianによる写真まとめ)。
同船は長崎造船所製8000 TEU型、2008年7月就航のバハマ船籍で、遭難当時乗船していた26名の乗組員は全員退避ののち他船に救助された。また、積荷のコンテナ4382ユニット(7041 TEU)はその大半が海没し、回収や確認は困難だそうだ。
三菱重工は、同型船6隻および準同型船4隻について、船舶検査機関の構造規則を満足しているものの、納入先海運会社、及び船舶検査機関との共同により、安全点検と、予防措置として船体構造の強化対策を実施する予定だという(三菱重工による第5報)。
なお、このコンテナ船には日本からの外国宛て郵便物を積んでいたようで、日本郵便では、積載されていた書留郵便物および小包郵便物の差出人にできるだけ速やかに連絡し、損害賠償の手続きを行うとのことだ(日本郵便の7月11日付けプレスリリースPDF、SankeiBizの記事)。
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