三菱商事と日本郵船、ブラジルで2隻の洋上原油生産設備を受注

2013年7月17日 11:48

 三菱商事は17日、日本郵船、FPSO(洋上原油生産設備)の業界において世界最大手のSBM Offshore N.V.及びブラジル民間石油・ガス開発サービス会社であるQueiroz Galvao Oleo e Gas S.A.(ケイロス・ガルボン・オレオ・エ・ガス)と共に、ブラジル国営石油会社ペトロブラスを始めとするコンソーシアムとの間で、2隻のFPSOの傭船・操業・保守サービス契約を締結したと発表した。

 2隻のFPSOは大型原油タンカーを改造して建造され、コンソーシアムが権益を保有するブラジル沖合の2つの油田(Lula Alto油田とLula Central油田)の開発に2015年度後半に順次投入される予定。

 世界中の新興国のエネルギー需要拡大に伴い、現在各々の国で様々な種類のエネルギー開発が進められている。その一つとして、ブラジル沖のプレソルト層にある海底油田の開発も多数計画されており、同FPSO事業はその海底油田の開発を進めるペトロブラスを支援するものとなる。

 なお、今回の案件は、三菱商事にとって、SBMとの長期協業契約に基づいて2012年3月に受注したブラジル沖北部Sapinhoa鉱区向FPSOに続く、第二号、第三号案件となる。

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