中国の経済危機発生、すでに前兆が現れる=国務院参事

2013年7月15日 11:10


*11:10JST 中国の経済危機発生、すでに前兆が現れる=国務院参事
国務院参事である夏斌氏は14日に開催したアジア太平洋経済協力(APEC)産業リーダー会合の席上で、6月に発生した中国の流動性不足に言及し、中国には経済危機が発生する前兆が現れているとの見方を示した。

夏氏は、破産すべき企業が破産しておらず、不良債権のデータもはっきり示されていないと指摘。中国の経済危機がいつ発生してもおかしくないと強調した。金融当局に対し、現在は構造リスクを議論する段階ではなく、バブルを徐々に崩壊させ、その後遺症を最小限にすることを提言した。

統計によると、企業と個人の負債残高は5月末時点で82兆-83兆元(約1312兆-1328兆円)に上ったという。貸出金利年7%で計算すると、金利だけで年約6兆元、月間約5000億元を返済する必要がある。国内企業と地方政府のプラットホーム(資金を調達するために設立された会社)の月間純利益は5000億元に及ばないと指摘された。《ZN》

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