米当局の「情報収集」を告発した元職員、当局とイスラエルがウイルス作成のため協力したと述べる

2013年7月11日 08:00

あるAnonymous Coward 曰く、 米国家安全保障局(NSA)による個人をターゲットとした情報収集プログラムの存在を告発した元NSAのネットワーク管理者、エドワード・スノーデン氏とのインタビューが、ドイツの週刊誌であるDer Spiegelに掲載された。その英訳版が公開されている(AFPBBニュース本家/.)。

 インタビューアの「NSAはイスラエルのような他国とパートナーを組んでいるのか?」という質問に対し、スノーデンはイランの核開発計画対策としてばらまかれたワーム「Stuxnet」は、NSAとイスラエルが共同で開発したと明言した。また、いくつかのケースでは、The Five Eye Partnersと呼ばれる米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの諜報機関と共同で活動しているという。

 さらに英国の諜報機関GCHQが、コンテンツの種類を限定せずに情報を収集する「TEMPORA」と呼ばれるシステムを持っていると説明した。イギリスはこのシステムで人権法に関する情報を集めているという。システムは情報をあとから探索できるよう、3日間のデータを保持しているという。イギリスを経由する限りこのシステムを回避する方法はなく、たとえ英女王でも調査対象の例外にはならないとしている。

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