伊藤忠、中国の日用雑貨品卸2社を買収 中国最大規模に

2013年7月10日 13:21

 伊藤忠商事は10日、同社が中国で展開する北京伊藤忠華糖綜合加工有限公司(以下BIC)が中国浙江省寧波地区の日用雑貨品卸大手2社(宝敏瑞と新乍浦)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。

 宝敏瑞と新乍浦は同地区で最大級の日用雑貨品卸大手として、P&Gやユニリーバ等の大手欧米系メーカーの化粧品、トイレタリー商品や衛生用品などを寧波地区の小売業者に販売しており、2社合計で約3千の販売先を有している。

 伊藤忠商事は1997年にBICを設立し、日系小売業向けを中心に衣食住の総合卸を展開。2009年に連結子会社化した浙江省杭州地区の日用雑貨品卸大手の杭州新花海商貿有限公司と合わせて沿岸部及び内陸部都市に合計13拠点を有し、中国で唯一、全国展開を行う総合卸として成長してきた。

 今回の株式取得によって、資生堂やユニチャーム等の大手日系メーカー、ロレアルやニベア等の大手欧米系メーカーの従来からの取り扱いに加えて、新たにP&Gやユニリーバの取り扱いを開始することで、有力な商品群の拡充を更に図る。また、GDPが国内4位と高い浙江省でも特に消費の旺盛な杭州地区と寧波地区での事業展開を推進し、主要都市での販売網を拡充する狙い。

 今回の出資に伴い、伊藤忠商事の日用雑貨品分野における2013年度売上見通しは合計約21億人民元(約343億円)と、中国国内で最大となる見込み。今後は華南・内陸地区での取り組みも強化し、日用品雑貨卸NO.1の地位をより強固なものとしつつ、2015年には約35億人民元(約572億円)の取扱高を目指す。

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